カウンセリングルームの作り方

                   カウンセリングルームの作り方




このカウンセリングルームの作り方は非常に大切です。部屋の温度、湿度、明るさ、雰囲気、
広さ、高さ、などはとても大事です。部屋はマンションの何階であってもかまいませんが、隣の
部屋の環境を借りる前に充分調査するようにお薦めします。隣に子供がいたり、隣に毎日、毎
日喧嘩をする夫婦が住んでいたりするとカウンセリングどころではありません。近所の騒音と
匂いなどもとても大切です。そして机と椅子の位置も大事な事です。余りクライアントと近づくの
もよくありません。余 り遠くてもよくありません。そしてクライアントとは少し斜めに向かい合っ
た方がよいと思います。対人緊張や視線緊張の症状の方も来るから注意が必要です。椅子の
事も非常に大切な事です。本人の身長に出来るだけ合った椅子が良いと思います。余り豪華
な椅子も良くありません。特にクッションの効きすぎた椅子は良くありません。余 り硬い椅子も
良くありません。折りたたみの鉄で出来た椅子など絶対にダメです。リラクゼーションをした時
に金属から伝わって来る冷たい感じを拾いますのでリラクゼーションが難しくなります。そして
椅子の高さにも十分注意をするのが大切です。足が宙に浮くぐらい高いのは駄目です。余り低
いのも駄目です。其の椅子で心理療法を行う場合が非常に多いからです。安い部屋でも構い
ません。その部屋から漂うような清潔感があれば良いと思います。 





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                      カウンセラー 葛 城 利 雄


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